住宅ローンの借り換え審査を受ける前に、最低限の知識として最新金利は見ておきましょう。

住宅ローンの借り換えで失敗しない

住宅ローンの借り換えを考える

住宅ローンを借り換える際には、多くの方は金利を重視して比較を行い、どの金融機関の住宅ローンを利用するかを決めています。

たしかに住宅ローンの借り換えを決断するきっかけは金利差にありますので、当然と言えば当然です。しかし、既に住宅ローンを組んでいる経験のある方であれば分かりますが、住宅ローンには金利以外にも様々な費用がかかり、結果として住宅ローンの負担として乗っかってきています。

住宅ローンの借り換えで失敗をしないためには、金利を中心に比較をしつつ、保証料も含めた諸費用にも着目して、希望通りの商品を選ぶようにする必要があるのです。

  • 住宅ローンの借り換えはまずは試算を

住宅ローンの借り換えを検討する際には、まずは試算をするところから始めましょう。各金融機関ではネット上でシミュレーションが出来るようになっており、特にネットでのサービスに強いネット銀行の場合には、詳しいシミュレーションが行えます。

大雑把な試算ですが、2,500万円のローン残高を25年の返済期間があるとして、金利を3%から2%に借り換えた場合には、最終的な借り換えのメリットは290万円以上となります。毎月の返済金額も1万円以上軽減がされるので、返済もしやすく低負担で住宅ローンの支払いが出来るようになります。

住宅ローンの借り換えで1%もの金利が違えば大きな差となりますが、更に小さい数字の0.5%程度の差であるとしても、最終的な借り換えのメリットは上記の半分ほどで140万円ほどとなります。

普段の生活ではそこまで気にしない小数点以下の利率であっても、金額と返済期間が多く長くなる住宅ローンにおいては、シビアに見ておけば百万円単位で得をするようになるのです。

金利以外に見ておくポイント

住宅ローンの借り換えを検討する際に、金利以外に見ておきたいポイントは以下の通りとなります。それぞれ金融機関によって特徴がありますので、よく確認をしておくと良いでしょう。

借り換えで最低限見ておく点

  • 保証料や借り換え手数料

住宅ローンの借り換えを行うとなれば、新規で別の金融機関で契約をします。その際には住宅購入時に組んだローンと同様に保証料や各諸費用がかかりますので、金利以外にどの程度の負担になるかをしっかりと確認をしてください。

  • 繰上げ返済に関する内容

住宅ローンの賢い返済のためには、繰上げ返済は欠かせません。繰上げ返済を行うにあたって別途、手数料が必要となるのかは非常に大きなポイントです。今後の利息にも繋がる重要な項目となるので、必ず見ておきましょう。

  • 万が一に備えられる保障

定める重大な疾病にかかってしまった場合に診断給付金が支払われ、住宅ローンの残高が0円になる保障です。安心の保障内容となりますが、保障付きのタイプは金利が高くなりますので、利率の確認は必須です。

住宅ローンの金利を下げたいからと、保障を疎かにするのは賢い借り換えとは言えません。長い人生はこの先に何があるのか分かりませんので、保障はしっかりとした住宅ローンを選びつつ、更には金利での比較をしてこそ、正しい賢い住宅ローンの借り換え比較と言えるのです。

繰上げ返済で利息を大幅に削減

賢い返済を進める

繰上げ返済は住宅ローン返済を賢く進めていく上で外せないポイントで、借り換えを行うのであれば繰上げ返済についてもしっかりと見ておくと良いでしょう。繰上げ返済手数料が無料の住宅ローンであれば無駄なく返済ができ、多くの支払いを進めていけば最終的な利息総額も大きく変わります。

簡単な例となりますが、毎月の返済金額が105,000円となる完済までの期間が25年、金利が2%の住宅ローンを利用しているとした場合で考えてみます。この条件だとおよそのローン残高は2,500万円となりますので、一つの参考にしてください(元利均等返済時)。

上記の住宅ローンを1%の金利に借り換えたとすると、毎月の返済金額はおよそ94,000円となり、月々の返済金額は12,000円の軽減がされます。

では、浮いた12,000円を借り換え後、94,000円の返済に乗せて毎月支払っていくと、住宅ローンの完済時にはどれだけの差が出るのかを見てみましょう。

借り換え前後の比較と繰上げ返済の効果

  • 借り換え前(2%)の105,000円返済時の総額

返済期間:25年間
支払い総額:31,407,676円

  • 借り換え後(1%)に94,000円返済時の総額

返済期間:25年間
支払い総額:28,111,595円
(-3,296,081円の借り換え効果)

  • 借り換え後(1%)に105,000円返済時の総額

返済期間:22年間
(-3年の借り換え効果)
支払い総額:27,715,656円
(-3,692,020円の借り換え効果)

借り換え後に94,000円の返済で進めたとした場合には、金利が1%下がっているので支払い総額は28,111,595円となり、1%という大きな金利低下によって返済の総額も大幅に縮小がされます。しかし、返済の差額である11,000円を毎月のそのまま借り換え後も返済に回した場合には、さらに大きな効果が出てきます。

借り換え後の94,000円の返済に差額の11,000円を毎月上乗せし、借り換え前と同じく105,000円での返済を進めた場合には、最終的な借り換えの効果は360万円以上となります。返済期間も3年も縮小されるため、より早くにお得の住宅ローンを完済できるようになるのです。

住宅ローンの借り換えで浮いた毎月の返済金の差額は、無計画に使うのはあまりおすすめ出来ません。変動金利型で将来的に金利が変わり、返済金額が上がってしまう可能性を考えても、毎月の返済に関しては余裕を持たせておくと良いのです。

借り換え先をしっかりと比較

変動金利型の人気が高い住宅ローン市場は、多くの金融機関でもやはりニーズに合わせて変動金利型に力を入れていると言えます。しかし、固定金利型も一定の需要もありますので、どの金利で借りるか、借り換えるかを以下の比較表で考えてください。

以下の表は各金融機関で取り扱いのある商品の中で、最も金利が低いタイプを掲載しています。金融機関によっては金利タイプや保証料、その他の商品内容が異なる商品を複数用意していますので、最新の金利や商品内容につきましては、それぞれの公式ウェブサイト上でご確認ください。

【参考】住宅ローン借り換え比較

金融機関 住信SBI
ネット銀行
ソニー銀行 イオン銀行 新生銀行
変動金利 年0.588% 年0.889% 年0.57% 年0.88%
固定5年 年0.50% 年0.825% - 年1.000%
固定10年 年0.86% 年1.127% 年1.100% 年1.300%
固定20年 年1.37% 年1.915% - 年1.550%
保証料 不要 不要 不要 不要
手数料(税込) 2.16% 43,200円 2.16% 54,000円
疾病保険料 無料 無料 年0.3% 無料
繰上げ返済 無料 無料 一部無料 無料

パッと見では分かりづらい事務手数料の金額は、それぞれ年率に換算して金利に加えて比較をすると、トータルでの金利負担として単純に比較が出来ます。

住宅ローンの借り換え前に

住宅ローンの借り換え申し込み前に、以下の記事を確認しておきましょう。慌てて借り換え先を決めてしまうと良い結果に結びつかない場合もありますので、よく読んだ上で自分に合う住宅ローンを選ぶようにしてください。

住宅ローン借り換えの注目記事

過去の推移を見てみると、変動金利は実際には大きな変動をしていません。変動金利のリスクと実際の変動幅を考え、住宅ローンの金利を選ぶようにしましょう。

支払い総額が抑えられるメリットがある元金均等返済方式は、元利均等返済と比べてどのような利点があり、または欠点があるのかを知っておきましょう。

住宅ローン返済のメインとも言えるのが、元利均等返済方式です。基本やメリット、デメリットを知り、計画的な返済が出来るようにしておくと良いでしょう。

将来的な安心感があるとされる固定金利と、金利変動のリスクがある代わりに低利率となる変動金利は、どちらが優れているのでしょうか。

5年や10年、20年などの一定期間は固定金利となる住宅ローンは、使い方次第で返済の負担を抑えつつ、金利上昇にも備えられるようになります。

住宅ローンの借り換えを行うにあたって必ず受けることになる審査では、注意をしておくべき点があります。審査に通らないと借り換えが出来ませんので、しっかりと確認をしましょう。

早い完済と支払い総額の縮小が期待できるボーナス払いの併用は、メリットもデメリットもそれぞれ大きくなります。リスクも知った上で、利用をするかを慎重に考えてください。

住宅ローンの借り換え自体は、利用条件さえ満たせば何度でも行えます。ただ、何度も行えるからと言って、闇雲に借り換えるのはよくありません。

借り換えでは様々な諸費用が必要となります。事務手数料や保証料の他に、抵当権に関わる費用や司法書士報酬も発生します。

借り換え時は手間を惜しまない
借り換えのメリットをよく見る

一度組んだ住宅ローンを他に借り換えるとなると、金利を含めて総合的なコストで比較をしなければならず、当然ながら申し込みをして審査を受け、通過後には契約をしなければなりません。

最近ではネット銀行のネット型も出てきているので手間はそこまでかからないようになってきていますが、それでもやはり面倒と感じてしまうのも事実です。

しかし、面倒だから、手間がかかるからと低負担で利用が出来る住宅ローンがあるにも関わらずに借り換えをしないと、100万円以上も多くの支払いをしてしまう、つまり借り換えをしないことで損をしてしまう可能性もあります。

また、住宅購入時はとにかく金利の安さ低さばかりに注目をしてしまったばっかりに、保障や保険が疎かになっている場合には、将来的な不安も抱えながら住宅ローンの支払いを進めなければなりません。

借り換えとなると一時の手間はかかりますが、一度でも手間を惜しまずに住宅ローンの借り換えを行っておけば、これから先の数十年といった期間は安心して支払いが進められます。将来の安心といった面で見ても、一時の手間は惜しまずに住宅ローンの借り換えを検討するのも良い選択なのです。

最新の金利や商品内容は必ず確認を

当サイトの各金融機関の金利を含めた商品内容は、最新の情報を掲載をするようには努めています。しかし、商品内容が変更された際には、サイト内の情報の更新とのタイムラグが発生してしまう可能性もありますので、必ず各金融機関のウェブサイト上、または窓口で最新の金利や商品情報をご確認ください。

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